産後のおっぱいの張りがつらい!原因と対処法まとめ
カテゴリー:胸の張り
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産後のおっぱいの張りがつらい!原因と対処法まとめ
産後、産婦人科から退院すると一息つく暇も無く育児が開始します。
しかし、初産婦さんはお母さんも赤ちゃんも初心者。初めての事だらけです。
特におっぱいをうまく飲めない赤ちゃんはお腹が空いて泣く、うまく飲めなくて更に泣く、泣くと更におっぱいがうまく飲めない。
と、悪循環にママもぐったりしてしまいます。
初めはおっぱいがあまり出ないので赤ちゃんがグズるわけです。
このおっぱいをたくさん出すためにおっぱいマッサージをするんですが、これがまたすごく痛いんです。
産婦人科でやり方を習うのですが、痛すぎて途中で休憩を挟みながらマッサージしていきます。
もはや痛すぎてマッサージと呼べるのか?と疑問に思うくらいですが…。
そうしてだんだんとおっぱいが出るようになると、今度は別の問題が出てきます。
そう、おっぱいの張りです。
人によっておっぱいの張り方は様々らしく、眠れない程張りの痛みが出る人は2〜3人に1人くらいだと言われてるそうです。
私もその1人で産後はとにかくおっぱいの張りが激痛で眠れないし肩は凝るしで大変でした。
おっぱいの張り始めは産後3日目くらいでした。
おっぱいの張りによる痛みのピークは産後1週間くらいでした。
夜中、痛みに耐えながら(というか耐えられず泣きながらですが)搾乳機でしぼったり冷やしたりしていました。
今回はその時に体験した「症状」と「医療的に正しい対処法」をまとめます。
なぜおっぱいは張るの?
母乳は「乳腺」で作られ、乳管を通って乳首から分泌されます。
出産後はホルモンの変化で急激に母乳の分泌が始まり、母乳が十分に排出されないと乳房にたまり「張り」となります。
⚠ 張りが強いまま放置すると、乳腺の中に母乳が滞り、乳腺炎につながる可能性もあります。
発熱や赤く腫れるなどの症状が出た場合は、すぐに医師や助産師に相談してください。
おっぱいの張りによくある症状
妊娠前の胸のサイズより2〜3程サイズアップする
妊娠前より2〜3カップほどサイズアップすることも。これは乳腺が発達し、母乳が作られているサインです。
胸に青い血管が浮き出る
母乳を作るために血流が集中するので、胸の表面に血管が浮き出やすくなります。医学的には正常な変化で心配はいりません。
おっぱいがパンパンに硬くなる
「ガチガチ」という表現がぴったり。乳腺内に母乳がたまり、圧迫されている状態です。
常に強くつかまれているような痛み
乳房全体が圧迫されることで鈍痛や鋭い痛みを感じることがあります。
腕を上げると突っ張る
乳腺が張り、周囲の皮膚や筋肉が引っ張られることで突っ張り感が出ます。
胸が熱をもつ
血流が増えて熱を感じたり、母乳が滞って炎症の前段階となることもあります。
おっぱいの張りを和らげる正しい対処法
冷やして痛みを和らげる
張りが強いときは胸を温めるとさらに母乳が作られてしまい逆効果です。
冷却シートや保冷材、濡れタオルで「授乳後」に冷やすと痛みが落ち着きます。
💡 ポイント:授乳前に温めて乳管を広げ、授乳後に冷やすと効果的です。
赤ちゃんに頻回授乳をする
一番自然で効果的なのは、赤ちゃんにこまめに飲んでもらうこと。
新生児は一度に飲む量が少ないため「短い間隔で何度も授乳」するのが理想です。
搾乳機で適度に母乳を搾る
「搾りすぎると母乳が作られすぎてしまう」ことは事実ですが、我慢できないほどの張りや痛みがある場合は適度に搾乳を。
無理に我慢するよりも、少し搾って母乳を流すことで乳腺炎の予防にもつながります。
痛すぎて眠れない、というほうが育児に支障が出てしまうと思うし、適度に搾る分にはかなり素晴らしい優秀な育児アイテムです。
赤ちゃん本舗などのお店でも搾乳機は目立つ場所にさまざまな種類が取り扱われていますし、それだけ需要があるということです。
搾乳機は手動タイプ・電動タイプがあり、使用感やコストで選べます。
ドラックストアや赤ちゃん本舗Amazon等で搾乳器が購入できます。
1000円程度〜3000円程度です。
いろんなタイプがあるんですが、哺乳瓶と一体化しているものがオススメです。
搾乳する必要が無くなった後も哺乳瓶として使えるのでとっても便利で経済的です。
ちなみに私が使ったのはピジョンの3000円くらいの手動で搾るタイプです。
弱と強が設定できるので最初は弱でだんだんと慣らしていきました。
使い心地はかなりいいです。握る部分も大きく、あまり硬くないので握力の弱い方でも使いやすいかと思います。
私はおっぱいが張りすぎて痛くて使用しました。最初は絞ると逆に痛くなるかもしれませんが、慣れれば搾乳するとかなり楽になります。
迷っている方は是非!オススメです。

私は使った事はないんですが、ボタン一つで自動で搾乳してくれる搾乳器もあります。
私の友人は絶対に自動の搾乳機の方がいい!と言っていました。
お店でいろいろ見てみるのも楽しいですよ。
ネットでの購入の方が割引率がかなり良いので購入はネットをおすすめします。
→ ピジョン さく乳器 (電動タイプ) 母乳アシスト プロ パーソナル スムーズ
搾った母乳は冷凍保存
清潔な母乳保存袋を使えば、冷凍して後から授乳に使えます。保存期間は冷凍で約1か月が目安。
衛生的に取り扱うことが大切です。
絞った母乳を保存する袋
上記で搾乳器をご紹介したついでに保存袋もご紹介します。
絞った母乳は捨てるなんてもったいない!
冷凍保存して授乳ができない時やめんどくさい時、肩が凝った時などに解凍すれば大活躍してくれます。
この冷凍保存に何度助けられたことか・・・。
とにかく便利なので搾乳した母乳は捨てずに冷凍保存しましょう!
私が購入したのは
・ピジョン 母乳フリーザーパック 40ml 20枚入
・ピジョン 母乳フリーザーパック 80ml 50枚入
です。
封かんシールがついているので、シールに搾乳した日付を書いて封をできます。
地味に便利です。
最初に80mlを購入したんですが、少ししか搾乳できなかった時に80mlの袋に入れるのがもったいなくて後から40mlの袋を購入しました。
①上の切れ込みを切って、上から流し込みます。
②冷凍します。
③お湯で解凍します。
④下の切れ込みを切って中身を出します。
入れるところと出すところが違うので衛生的です。
やはり赤ちゃんの口に入るものを入れておく袋です。
機能的だし、清潔。
安心安全を購入する感覚です。
余ったらお出かけ用ミルク粉入れとして使うのがおすすめです。
離乳食のスープ保存パックとしても有効なので買っても使い切れないのでは?という心配は無用です。
柔らかい母乳パッドを使う
張ったおっぱいに固いパッドは刺激になります。吸収力が高く、肌あたりの良いパッドを使うことで痛みの軽減につながります。
最初は比較的良心価格の母乳パッドを使用していましたが、痛みを感じ、「値段の高い母乳パッドならもう少し痛く感じないんだろうか・・・」と、すがる思いで試しに少し高いピジョンのプレミアムケアを使ってみました。
これ、すごいです。
ふわっふわ!!
ガチガチに硬くなったおっぱいを包み込むようにふんわりとした肌触り。
プレミアムは102枚入りで同じくらいの値段だけど、正直この値段なら絶対にピジョンのプレミアムケアをおすすめします。
特におっぱいの張りで悩んでいる人に使ってみて欲しいです。
最終手段・何もしない、いじらない
全ての方法を試しても効果がない場合、張りは時間とともに落ち着いていくこともあります。
強い痛みや発熱がなければ「休む・リラックスする」ことも大切です。
産後のおっぱいの痛み、いつまで続くの?
夜も寝られないほどのおっぱいの痛みは本当に辛かった・・・。
搾乳機がなかったらどうなっていたか・・・。
産後3日目ごろから張りが始まり、1週間前後にピークを迎えることが多いとされています。
私の場合も産後1か月ほどで激しい張りは落ち着きました。
その後も授乳前はおっぱいが張りますが、激痛という程ではなくなりました。
ずっと続く痛みではなく、そのうち消える痛みなので「今だけだ!」と思って乗り切りましょう!
もし、強い痛み・しこり・発熱などがある場合は乳腺炎の可能性もあるので、我慢せず早めに産婦人科を受診してください。